毎年参加しているbuilderscionなんですが、今年はボランティアスタッフとして参加してきたので、そのレポートを書いてみたいと思います。
スタッフ参加の動機
ボランティアスタッフ参加の動機なんですが、実は最近、自身のモチベーションの低下に危機感を覚えたからでした。
ここ最近の私はひたすらゲームに没頭したりアクリル板を会社のレーザーカッターで切ったりしていて仕事や技術的な興味を失いかけており、スタッフをやっていなかったら危うくビルコンに足を運ばないという事態になっていたところでした…
buildersconのチケットを買うこともなく日々を過ごし、「今年のbuildersconはもういいか…」と思いかけていたところにボランティアスタッフ募集のツイートをみかけて、「スタッフ応募したら強制的にbuildersconに参加することになる…これしかない!」と強制力を利用して参加することにしました。
builderscon tokyo 2019 当日ボランティアスタッフ募集を開始します! https://t.co/bhE6XJ0GyL
— Builderscon (@builderscon) June 26, 2019
また、最近は社内でゲームコミュニティを運営していて、外部向けにイベントを開催することもあるので大きめのカンファレンスでノウハウを吸収できそうと思ったところもありました。
スタッフからの学び
初めて大きなカンファレンスのスタッフをやってみていろいろな気づきや学びがありました。
顔合わせ
スタッフ申込後、本番1ヶ月前にスタッフミーティングと称した顔合わせの機会がありました。
誰でも当てはまるかもしれませんが、私も例に漏れず知らない人がたくさんいる場所で周りに話しかけるのが苦手でして。しかし、「ここで話しかけられなかったら当日も話しかけにくいのでは?」と思い、必死に会話してたのを今でも思い出します。
そうやって自分の中の障壁をなくして臨んだおかげか当日はリラックスした状態でスタッフ業に打ち込めたように思います。
もし「次はスタッフやってみようかな〜」と考えている方がいれば全力でスタッフミーティングに参加されることをオススメします。
機材
大きなカンファレンスでは配信機材どうやってるんだろう?という興味があったのですが、今回はセッション部屋担当になったということもありじっくり拝見させていただきました。
builderscon2019の配信機材はかなり洗練されたものになっていたと思います。
機材の詳細についてはblog書こうかな〜と長谷川さんがおっしゃってたので楽しみにまっておくことにします。
簡単に説明すると、
- 画面の入力は2系統
- PC
- ビデオカメラ
- 音声入力はミキサー
- 登壇者だけではなく司会や質問者の声も録画に入るようになっていた
- ハードウェアエンコーダのキャプチャボードを挟んで
- OBSで画面を作って
- PC(入力)、ビデオカメラ、セッションのタイトルを合成
- セッション時の画面以外にも幕間のCMやセッション前の画面などが事前に準備されている
- 場面に応じて出力を切り替える
という仕組みが構築されていました。
これにより、セッション部屋担当は簡単にセッションを回すことができるようになっていました。素晴らしいの一言に尽きます。
また、これらの機材がアタッシュケースに格納されており、片側を外すだけですぐに使える状態になってるのも工夫されててよかったです。
撤収時にあれこれ質問しましたが、聞く度に「すげー」を連発するほど学びがありました。
コミュニケーション
技術カンファレンスはとにかく楽しいというのを知っているので、せっかくスタッフやってるんだし1人でも多くの来場者にも楽しんでもらえるよう積極的にやろう!という思いでやったのでいろんな方に声をかけられたような気がします。
特に懇親会では「スタッフだから積極的に声をかけても不審な感じにはならんだろう」という思い込みで何人かの方に突撃していろいろお話しさせていただいたのはよかったです。「buildersconに参加してよかったわ〜」と少しでも感じていただけているのであれば幸いです。
あとは会場の誘導時などに「おはようございま〜す」「こんにちわ〜」と声をかけたら返していただいたり、ランチセッションでゴミ回収していると「ありがとうございます」などを言っていただけたのはとても嬉しかったです。こういうところにも来場者の温かみを感じて気持ちよくスタッフさせていただけました。
Tipsとか細かい話
- 必須系アイテム(自分用にあるとよいグッズ)
- サコッシュや小さなバッグ
- モバイルバッテリー
- カッターナイフ
- 養生テープとペン
- ペットボトルをぶら下げられるやつがあると便利
- なんだかんだで力仕事や運搬系作業が多いので軍手は必要
- スタッフルームに高そうなお弁当が置いてあったらそれはスピーカーに用意されたものかもしれない(間違えて食べてしまった)
- 余ってるからといってお弁当を食べすぎると後で痛い目をみる
- スタッフもエンジニアが多いからかすぐに作業を手順化、最適化をし始める
- ケチらずに宿泊したのは正解だった
感想
前夜祭から準備を初めて計3日。疲れはしましたがいちスタッフとして最高に楽しませてもらいました、ありがとうございました!
スタッフの方々の絶えない笑顔だったり温かみを感じたり、一人ひとりがいいカンファレンスにするぞ!というのが伝わってきたりして、裏方なのにとても心地よかったのが印象的でした。
他にもカンファレンスに携わっている方もいるようなので、buildersconに限らずもっと輪を広げられたらいいなーと思えるほどだったので、また機会があればご一緒したいなと思っています。
ひとこと感想
- スタッフTシャツがおしゃれだった
- ノベルティのストラップがおしゃのおしゃだった(常用してる)
最後に
私が関東に移り住んで初めて参加したカンファレンス、YAPC::Asia Tokyo 2014からちょうど5年。
感動、体験、つながりをたくさんもらい今の私があります。
コミュニティを通じてたくさんの方々にお世話になってきたのでこういった形で少しでも恩返しができたのかなと勝手に感じています。
(「ボランティアスタッフで参加したらビルコンにいけるし恩返しもできるし一石二鳥では!?」と後から気づいたのは内緒です)
何らかの形でこれからも関わっていきたいと思っているのでまたどこかでお会いしましょう!
最後につね様とのいつものツーショットでお別れしたいと思います。それではごきげんよう!
いつものツーショット pic.twitter.com/hpCdaGDZGv
— jigyakkuma (@jigyakkuma_) August 30, 2019
(こちらはNature Inc. CTOのSongmuさんに撮っていただいた1枚)